こんにちは、中西です。
前回・前々回と、フィリピンの計画停電、キューバの文明崩壊レベルの長時間停電についてご紹介しました。
非常事態宣言を出しているフィリピンの数時間単位の計画停電も大変なものでしたが、キューバは比較にならないほどやばい状況に陥っています。
首都では20時間から22時間もの停電が連日続いている状況です。
キューバでは政府が、「重油もディーゼル油も完全に枯渇した」と明確に発表しています。ゾッとする発表だと思います。
なんとか頑張って国産の原油や再生可能エネルギーのようなもので、1日2時間から4時間は発電しているようですが、
この状況がこのまま続けば、キューバの国自体がなくなりかねないほどの危機的事態になっています。
そして実はもう一つ、停電が発生している国があります。
パキスタンです。
パキスタンでは停電が、もともと政府の計画では2時間から3時間とされているのですが、
実際は都市部でも3時間から8時間、地方や遠隔地では最大12時間から16時間にも停電が及んでいる地域もあるようです。(海運トレンドの専門家・川嶋章義氏のX投稿より)
ただし、パキスタンの停電は、フィリピンやキューバと違い、石油の枯渇が原因ではありません。
パキスタンの場合は、中東のカタールからのLNG(液化天然ガス)の供給がホルムズ海峡の封鎖で滞っていて、そのLNGの供給不足により停電が発生しているということです。
ちなみに、この液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)とは、天然ガスをマイナス162℃まで冷却し、液体にしたもの。
液体になると気体の状態から体積が約600分の1になるため、専用のタンカーで大量に輸送・貯蔵することが可能になります。
主に都市ガスの原料や火力発電の燃料として利用されています。
パキスタンでは、この中東依存度の高いLNGが発電にもかなり使われているため、ホルムズ封鎖により発電ができない事態に陥っているのです。
このパキスタンの停電に関するニュースを、フォロワーが978万人もいるAl Jazeera Englishというメディアも報じています。
その報道についているパキスタンの人たちと思われるコメントを見る限り、パキスタンの政府も、日本と同様に相当腐敗しているようです。
計画停電の時間も、政府の発表では2時間から3時間と言っておきながら、実際は都市部ですら3時間から8時間、地方では12時間から16時間も停電しているというのは、
まさに日本の総理や政府が備蓄日数を2倍以上に捏造したり、ナフサ不足・石油ショックを存在しないと明言し、深刻な事態を隠蔽している大本営発表とそっくりです。
日本もそのうち計画停電になることは避けられませんが、その時、パキスタンと同じように、
政府の発表と実際の停電時間が思いっきり乖離する事態
に陥る可能性は相当あると個人的には思います。
なお、日本はLNGの中東依存度は低いので、その点は安心してもいいかと思います。
あくまで中東依存度が低いという観点のみでの話ですが、調べてみたところ、日本のLNGの輸入先で一番多いのはオーストラリアで38%、
その次がマレーシアで15%、その次がアメリカで9.6%、ロシアで8.6%という形で分散されています。
そのため、一つの国に集中しているリスクというのはありません。
中東からの輸入に関しては、オマーン、カタール、UAEの合計で約11%なので、ここが止まってもなんとかなる可能性は高いです。
一方でパキスタンは、中東からのLNGの輸入が大半を占めているので、今大変な状況になっているということです。
とはいえ、言うまでもなく、日本は安心という話には全くなりません。
日本はLNGについては中東依存度が低く、リスクが分散されていますが、原油に関しては中東依存度が95%を占めています。
危機的事態という観点で言うと、パキスタンと同等かそれ以上ということになります。
単に備蓄を消費してギリギリ回っているだけで、代替ルートが全く役に立たないこと(&備蓄日数が最初から3〜4ヶ月しかないこと)が数字で明らかな以上、
日本も間もなくフィリピンやキューバやパキスタンのような計画停電の状況になるのは必然的な流れなのです。
個人的に一番気になるのは、日本が真夏の時期に計画停電に入る可能性です。
ホルムズ海峡が封鎖されたままであれば、計画停電になる可能性は非常に高いですが、問題はそのタイミングです。
それが真夏に起こった場合は、相当きついことになると思います。
(ホルムズ封鎖のままなら、どう考えても、6月から9月のどこかのタイミングで計画停電に入る可能性が高い)
その場合、時間帯や地域や状況にもよると思いますが、熱中症で亡くなる方が大量に発生してもおかしくありません。
通常の夏でも「高齢者がエアコンの電気代を惜しんで冷房を付けずにすごし、熱中症で亡くなった」といったニュースが毎年のように報道されますが、
今年の夏は、電気代が高騰するのはもちろん、計画停電で電気そのものが使えなくなる可能性があるため、
例年とは比較にならない数の熱中症患者や熱中症による死亡者が出てもおかしくありません。
仮に計画停電による熱中症で膨大な数の人が亡くなっても、100%絶対に、自民党や高市総理は責任を認めませんし、責任を取らないです。
これまで緊縮財政でもmRNAワクチンでも、数十万人の死者がデータで出ても絶対に詭弁を弄しまくって徹底的に認めない(罪が発覚するので調べようとすらしない)ような連中だったので、
今回もどれだけ被害者・死亡者が出ても、政府の失政が原因だと認めない事は、絶対に間違いないと言い切れます。命かけて断言できます。
さらに、日中に計画停電になった場合、多くのお店の営業時間と重なりますが、クーラーが効いていない真夏のお店に行きたいと思う人は少ないはずですから、お店の売り上げも低下します。
そのまま政府が給付金などの補償をしなければ、廃業・倒産するお店だらけになり、景気も悪化します。
財務省がしぶしぶそれをやったとしても、狂ったザイム真理教の狂信者の財務官僚とそれに従うだけの自民党の政治家は、
コロナの時のゼロゼロ融資のように結局返済しなければならないような政策しかできず、返済スタートしてから一気に倒産が増えると言う事態を、また引き起こすことになるでしょう。
話を戻すと、SNSではエアコンが修理できなくなっている話も多数出てきていますが、
エアコンが動かず扇風機が動くぐらいなら、全然まだマシな方です。
計画停電の場合は、扇風機すら動かせなくなります。
何らかの自家発電のバッテリーを用意してそれで動かすか(うちの実家はそうしてます)、各自が工夫して乗り越えるしかありません。
真夏だと1日2時間から3時間の計画停電でも大変な状況ですが、そんな短時間で済む保証もどこにもありませんからね。
実際に燃料が枯渇したパキスタン・キューバは、8時間、12時間、16時間、キューバに至っては20~22時間というとんでもない時間の停電になっているわけです。
それが日本で起こらないと言い切れる保証はどこにもないと思います。
正常性バイアスに陥っている人の、何の根拠もない「なんとかなるはず」という楽観論以外は。
「無い袖は振れない」は電力にも当てはまるということです。
偉そうに言っておりますが、私もまだ真夏の停電に対する予防策はまともに用意しておりませんので、早めにやろうと思います。
(何かいい発見や気づきがあったら、このメルマガでシェアします。停電が数時間なら、その間車の中で過ごすとかどうだろう…)
今年は、5月なのにすでに真夏日になるところも出てきていますからね。
今年は非常に暑い猛暑の夏になる予測も出ていましたので、
備蓄だけでなく、真夏の停電対策も具体的に考えておかないと非常にやばいことになりそうです。