こんにちは、中西です。
NHKが相変わらず大本営発表を続けています。
▼4月のナフサ輸入量は減少も 代替調達先の米国からは209倍 | NHKニュース | ナフサ、資源・エネルギー、中東
何も知らない人がこの報道だけを見ると、
「代替調達先のアメリカから209倍はすごい。つまり原油と同じようにナフサもアメリカから大量に入ってきているので、安心だな」
と思ってしまう可能性が高いです。
しかし、これまでのナフサの状況を数字で見てきた人や、NHKや政府が散々嘘をつきまくってきたことを知っている人なら、まず「めちゃくちゃ怪しい」と一瞬で感じるはずです。
あまりいないでしょうが、頭に数字が入っている人なら、「また大本営発表が来た」と瞬時に見抜けると思います。
まず、政府の飼い犬であるNHKがドヤ顔で「209倍」と倍率だけ報じているその中身を見ます。
前回紹介した5月28日に発表された4月の石油統計からわかりますが、
【4月の米国からのナフサ輸入量】
昨年 1304kl
今年 27万2534kl
これで「209倍」と、いかにもすごそうな倍率だけを主張しているわけです。
何度も書いてきた通り、国内で1ヶ月に必要なナフサの量は290万klほどです。
アメリカから入ってきた、209倍になったナフサの量は27万klです。
つまり、アメリカからの輸入が昨年の209倍になったと言っても、国内で必要な量の10分の1にも満たないわけです。
一方で、4月に減ってしまったナフサの輸入の総量はどれだけかというと、
【4月の輸入総量】
昨年 196万1158kl
今年 110万3267kl
86万klも減っているわけです。
ちなみに、ナフサの需要が290万klなのに、昨年4月の輸入総量が196万klなのは、その差の約100万klは国内で生産しているものになります。
ただし、国内生産のナフサの量は物理的に限界があるため、増やすことはできません。
つまり、国内の需要が約290万klなのに輸入が86万klも減っているわけですから、3割もの供給が減ったことになります。
3割もの供給が減るというのは、とてつもない大惨事です。
それがスーパーなどのお店にまだ表面化していないのは、町の小売店は川下だからです。
川上・川中ベースでは3割も消滅しているので、これが数ヶ月のタイムラグを置いて表面化するのは火を見るよりも明らかなのです。
それだけ事態が深刻な状況であることが、政府発表の数字ではっきりと判明しています。
それにもかかわらず、NHKは政府の「事態が深刻化していることを国民にバレないようにする」という方針に完全に則って、
政府に都合のいい「アメリカからの輸入が209倍になった」という、いかにも増えて安心できる状況に聞こえる「倍率」の数字だけを報道しているわけです。
本来なら、当たり前ですが、昨年との倍率だけでなく、
ナフサの昨年と今年の輸入量を伝えて、その量が全体の何%にあたるかも伝えるべきなのは言うまでもありません。上記で書いたような内容です。
これが、最低限報道機関として伝えるべきことでしょう。
信じられないことに、公共放送のNHKがそれをしていないのです。
理由は、知っている人なら誰でも知っている通り、NHKは政府とズブズブ中のズブズブの組織だからです。
こんなものは報道機関でも何でもなく、政府の広報でしかありません。
もはやNHKは、報道機関としては死んでいると言っても過言ではありません(とっくの昔に)。
ぼーっとテレビのニュースだけを見ている人は、ほぼ100%の確率で騙されます。
私がこの危機に突入して3ヶ月間で話してきた人たちの中にも、そういう人は結構いました。
ネットでも、数字もろくに調べないいい加減な情報発信者らに洗脳されて、「ナフサ不足や石油の備蓄は問題ない」と思い込んでいる人が山ほどいます。
こういう人たちは例外なく、高市総理の選挙における対立陣営への誹謗中傷ショート動画の1日100本量産という民主主義を揺るがす超大問題を知らなかったり、
彼女が政治家になったキャリアに嘘をついていたことを自白している事実を知らなかったり(最初の選挙に出た際に使われた「米国連邦議会立法調査官」の職業は存在せず、コングレッショナル・フェローは単なるインターン(研修生)、かつ「私は日本の軍事問題の権威」と嘘をついて職についたことを30年以上前にインタビューで自白など。つまり「詐欺師が総理大臣をしている」ことが確定)、
かつ総理就任後も、高市総理が国会答弁やSNSで、連日息を吐くレベルで嘘をつき続けていることも知りません(4月から今に至る「ナフサ不足はデマ」はその典型)。
よって、そういう人たちは「高市さんは頑張っている。よくやってる」などと考えていて、「政府やNHKが国民に意図的に嘘をつくはずがない」と本気で思い込んでいます(゚o゚;;
今回の危機では、こういう人たちから備えや準備が遅れて、取り返しがつかないレベルの大きな被害を受けてしまう可能性が高いです。